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ビワ製品開発で街づくり・・・道の駅 とみうら・枇杷倶楽部


道の駅 とみうら・枇杷倶楽部 および 道の駅 おおつの里・花倶楽部を訪問・研修しました。



NPO法人ACOBAの手賀沼観光プロジェクト、第一回研修として、8名参加のもと、我孫子6時半出発、枇杷倶楽部に10時ごろ到着しました。早速、株式会社とみうら【枇杷倶楽部】の業務部長鈴木賢二様より地域資源「房州びわ」を活用した地域活性化という主題で1時間ほどお話を伺った後、施設見学をしました。

 千葉県初の道の駅「とみうら・枇杷倶楽部」が、平成5年11月27日に開設されました。昔、民宿の発祥地で、7,8月臨海として、1年分を稼いでいましたが、ブームが去り、新しい集客策として、冬の暖かさ、花摘み・いちご狩り、食事による日帰り観光によって、街の活性化を企画しました。その内容は、びわに特化した文化事業・観光事業です。具体的には、出荷規格外品のびわを地元農家から購入・加工し、枇杷倶楽部オリジナルブランドとして、現在40アイテムを越える商品を開発・販売しています。例えばビワの果肉を利用したジャム・缶詰・ソフトクリームほか、ビワの葉を利用したびわ葉茶、道の駅「とみうら」のレストランしか扱っていないびわカレー、等、多様です。

 更に一括受発注システムを開発し、富浦地区だけでなく、近隣の市町村も含めて、「大口バスの受け入れ」、「食事」、「花摘みやイチゴ狩り等の手配」、「買い物の案内」等を枇杷倶楽部が一括して処理しています。




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建物は緑色のとんがり屋根です


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ゆったりしたソファーのお休みどころ


 枇杷倶楽部は、富浦町が100%出資した第3セクターとして、公と民を使い分けています。例えば「町内の商店にある商品は道の駅では扱わない」、「町内店舗の顧客は地域住民であるのに対して、道の駅の顧客は観光客」等、明確に区分しています。はじめは、住民の反対もありましたが、合併後、富浦町の住民は、とみうらのブランドとして、守るために協力的になりました。

 枇杷倶楽部は、緑色のとんがり屋根のしゃれた建物で、内部は、ゆったりしたソファーの多目的ホール(お休みどころ)、Cafeレストラン、ショップ、ギャラリー、テラスと整然としており且つ心和む雰囲気です。

道の駅「とみうら」がオープンした当初は周辺にお店はありませんでしたが、道の駅を訪れるお客が増えると周辺にも各種のお店が進出し、賑わっています。

 2000年に「道の駅グランプリ2000」が開催され、「とみうら・枇杷倶楽部」が最優秀賞を獲得しました。

 鰍ニみうらの実績(平成19年10月〜平成20年9月)としては、観光バス誘致台数:2,736台、観光バス誘致人数:76千人、南房総エリアへの地域波及効果:457,552千円、鰍ニみうらの売上:674,518千円です。

 南房総市内には、7つの道の駅があります。株式会社とみうらが経営しているもう一つの道の駅「おおつの里・花倶楽部」と、同一市内にある道の駅「三芳村・鄙の里」も見学しました。

枇杷倶楽部にて皆で枇杷ソフトクリームを片手に記念撮影し、各々の道の駅では「びわの菓子」などのお土産や地元の野菜・植物などを購入し、14時過ぎ、南房総市を後に、館山道を北に、帰路に着きました。

 我孫子の農産物直売所との違いを感じながら、我孫子のブランド・商品の品数の薄さ、集客交流事業・東京からの日帰り観光としての我孫子のあり方など考えさせられました。




   
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枇杷のジュースやジャムと多様な商品が


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「枇杷まんじゅう」も人気商品です


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ホールでは文化事業が開催されます


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隣の敷地にも他のお店が進出しています 道の向い側にも大型店が進出しています 枇杷のソフトクリームを手に「はいチーズ」


●概 要

名称 梶@とみうら
設立年 平成5年
代表者 石井 裕(南房総市長)
URL 道の駅 とみうら・枇杷倶楽部
E-Mail biwakurabu@mboso-etoko.jp

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