商店街の近くに大型店が出店することに強い危機感をもった商店街振興組合の会員は、このままでは商店街が廃れてしまうという強い危機感を持った。大手小売店と品揃えや広告等での勝負はできない。それならば、消費者にとっての商店街の価値を見直して、地元ならではのことをやってみよう、まず今までお世話になった高齢者に向けたサービスを提供し、商店街自体の活性化につなげて行こうと考えた。
2000年7月に商店街会館の2階に北町ボランティアセンターをオープン。センターでは当初、「高齢者・障害者・妊産婦の方々向け宅配業」「高齢者電話相談室」などを中心に行う。
2001年4月には地域育児支援事業として「かるがも親子の家」を開いた。当時は児童虐待が会問題化していた時期であり、北町からは被虐待児を1人も出したくないとの思いがあった。
北町ボランティアセンターは、商店街振興組合から分離し、2001 年7 月にNPO 法人化。同 年10 月に商店街カード事業と連携した地域通貨「ガウ」の発行を開始、こうして活動領域を拡大し、商店街の活性化を図っている。
|