人口38万人の千葉県柏市の中心街にある柏駅周辺には、幾つもの商店街が放射線状に広がり、平日も買い物客で賑わっている。柏駅の乗降客数は県内1位で、近年、市北部に行政機関、医療機関など大型公共施設の移転、開設が相次ぎ、県内外だけでなく海外からの来街者も増加している。
柏市を訪れる人のためにも、さまざまな分野の情報を提供する案内施設を望む市民の声が数年前から上がっていた。市でも行政、地域、民間企業、市民活動などについての情報を広く提供し、地域の活性化につなげる施設開設の動きがあった
2001年4月、インフォメーションセンター設置が市の主要事業として決定された。市民と行政の代表者が運営体制を協議し、運営は民間団体・柏市インフォメーション協会が行うことになる。
2001年10月柏駅前に「かしわインフォメーションセンター」がオープン。センターの運営には企業や団体、市民ボランティアの支援を得て、まち歩きに便利なインフォメーション施設として親しまれている。
2003年3月、柏市インフォメーション協会は法人格を取得。センターの情報提供事業を中心に人にやさしいまちづくりを目的にしたユニークな活動を続けている。
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