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デイサービス・宅老所「れもん」の立ち上げ 鴨田さんは事業計画をしっかりと練り上げ、右腕となるパートナー探し・デーサービスが可能な民家探し・資金の準備・各種手続き等々を1人でこなされ、着々と実行に移されましたが、色々と苦労があったとのことです。例えば民家探しでは、利用者の方に長年住み慣れた家のような雰囲気を感じていただける民家が条件です。又、居住用の物件はあっても、デイサービスの事業用という用途では、なかなか紹介をもらうことができませんでした。 ピッタリの物件が見付かったきっかけは、途方にくれていた頃に義母から”近所に良さそうな家があるよ”との連絡があり、見にいくと、イメージにピッタリでした。早速オーナーに直接交渉をして、2004年6月に「れもん」をオープンすることができました。この家に巡り合うまで、7件もの不動産屋さんをまわったとのことです。 もう1つの予定外だったことは、ケアセンタのオープン後3〜4ヶ月は利用者が定員まで集まらない計画内容としていましたが、実際には1年かかりました。ケアマネージャの方達に知ってもらうには時間が掛かるようです。 「れもん」は、日曜と年末年始を除き、土曜・祝日も含め営業しています。時間は標準が9;30〜16;00、対象地域は我孫子市・柏市・取手市、定員はスタート時には10名でしたが現在は月〜金は15名と増員しています。送迎用の車は4台あります。 「れもん」での活動内容は、朝到着後は最初に口と手を動かすことから始まります。歌を歌ったり書き物をしたり絵を書いたりします。その後は風呂に入ったりレクレーションをします。 昼食は「豪華で安価で且つ各個人の食事制限を満足したもの」となっています。 午後はゲームをしたり、天気がよければ外出したり、時にはショッピングセンターに行く等工夫しています。モットーは「一人にさせない」・「断らない」で、民家を利用した小規模なデイケアだから出来ることです。 デイサービス・宅老所「おれんじ」の立ち上げ 2008年8月に念願の2号店「おれんじ」が中峠台にオープンしました。活動内容は基本的には「れもん」と類似とのことです。大きな民家で、デイサービスに使っているのは1Fの2部屋のみであり、他の空き部屋は休憩場所としてベッド等が置かれていました。2Fも相当広く、一部を事務所として使っているのみで他は未使用とのことです。打ち合わせや一時的な作業場等に使いたい人が居れば対応するとのことでした。 「おれんじ」のオープン後約半年が経過しましたが、「れもん」と同様に最初の1年間は利用者が定員以下の状態が続いているとのことでした。ケアーマネージャの方々に知ってもらう事と2Fのスペースの有効利用が現在の課題と言えるでしょう。 |
「れもん」がスタートしました 昼食は豪華で安価 昼食中(美味しいですよ) 天気が良ければ外出も |
最後に「鴨田さんの夢」をお聞きしました。 「現在のデイサービスを、お年寄りが《ついのすみか》として安心して・同じ屋根の下であたりまえの暮らしが出来る【住宅型の賃貸ケアハウス】に発展させること」とのことでした。 「ぜひ、実現を!」と思いつつ「おれんじ」訪問を終えました。 |
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