大正時代、白樺派の文人たちが我孫子に居を構え、活発に創作活動をしていた頃のエピソードとして、
【“カレーライスに味噌を入れたらうまいだろう”と、バーナード・リーチの発案で粒味噌入りの美味しい
カレーが出来た】の一文が、雑誌「民藝」（昭和54年8月号）柳　兼子の「思い出すままに」の中に あり、
８年前の平成13年に、我孫子市民の郷土史家がこの文を偶然発見し、【白樺派のカレー】を作るきっかけに
なりました。
民芸運動家・柳　宗悦の妻で声楽家の柳　兼子が、志賀直哉や武者小路実篤ら仲間に振る舞ったと伝えられる
カレーを、 たった５行の文であったが「この粒味噌入りカレーを再現することは出来ないものだろうか」と
郷土史家が強く思うようになり、ケイホクスーパーの相談役であった石戸孝行さんに相談しました。
その頃の石戸さんは、食の専門家として研究・講演活動の傍ら手賀沼浄化にも熱心で「手賀沼オペラ」を
成功させていました。
郷土史家から話を持ち掛けられ「それは面白そうだ、これはおれの縄張り」と興味深く快諾した石戸さんは、
この時から 独自に研究を始め、当時の家庭料理の本など数十冊の文献を読み 「兼子さんのカレー」の
再現に取り組み、 作り方や入手可能だった材料を吟味、試食を重ね ました。

写真：化粧箱２種類「チキン、ポーク」

(「白樺派のカレー」のレトルトは開けたとき、
上にうっすらと油が浮くのは乳化剤を使用していない
ためである。)

町おこしの一環として、吉澤　淳一さんが「兼子さんのカレー」を推奨、白樺文学館より「文学館賞」を
授与されました。
これを受けた吉澤さんと仲間たちは、
当時の福嶋市長の応援もあり、
行政や関係先に広く声をかけ
「白樺派のカレーを作る会」の発足に
奔走しました。
立ち上げに石戸氏の協力が
得られたことは
大変大きかったようです。

立ち上げに際し、行政をはじめ関係先に広く声をかけ大所帯になってしまった。議論は堂々巡りとなり中々前へ進めませんでした。

（当時の福嶋市長は大変協力的でした
　それは現在の星野市長も同じである。）

　やがて、グループを縮小して再スタートしてから
拍車がかかり、平成１９年３月【白樺派のカレー】 が
市民活動フェアにて販売され、３００食を２日間で 売りあげました。
　以後マスコミの好意的報道により広く伝わり現在に至っています。

写真：２００７年　市民活動フェアにて
「我孫子に文学カレーを作る会」として参加

　 販売の推移

平成１９年３月　「白樺派のカレー」市民活動フェアにて初販売                 

　　　　　５月　 お店のメニューに登場　１号店誕生                                  

　　　　　現在６店、テイクアウトはケイホクスーパー８店で販売            

　　　　　関係先の了解　商標登録　デザイン確立　ランチョンマット制作

平成２０年８月　レトルトカレー発売（チキン、ポーク）

◎ ケイホクスーパー８店舗

◎ 五味商店（ネット注文販売）

発売にあたり衛生面を担当し、また、全国展開で販売に係わった五味商店の力も大きかった。

◎ 高島屋デパートよりお中元品として地方カタログ￥３、１５０にて発注以来あり、また

　　松戸の伊勢丹も販売に意欲的である。

◎ ゴルフ場のお土産として人気商品となる

白樺派のカレー普及会　 （会長　小野広和）℡： 04-7181-7770( 事務局 )

事務局運営：株式会社　ヌック・コミュニケーションズ

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