介護予防における
アクティビティヘルスリズム ス　
　　　　　　　　　　　　

　ケアプラザ柴崎では、利用者一人ひとりの意思と尊厳を尊重しつつ「心」で語り合うことを理念とし、一番の特色として介護予防に対する、認知症・うつ・閉じこもり予防や運動機能向上を目的とした、アクティビィテイ音楽療法ヘルスリズムスを行っています。ヘルスリズムスは、中南米の打楽器を使用するプログラムで、利用者が参加することにより、自己表現が容易に出来、達成感が得られることが特徴です。
その効果は一体感の構成により心の絆を感じることが出来「心身の活性化」「生活の活性化」につながります。
　アクティビティ・サービスの目的は、利用者が生きる喜びを感じ心地よく表情豊かな楽しい、笑いあふれる気持ちが持てることにより、いきいきと生活することが出来る日々を送れるようなサービスをすることにより心身の活性化をはかります。
　意欲的で明るく活発な山口江美さんの利用者への語りかけは指導、強制はしない。
夢中で太鼓を叩いている利用者の顔は生きいきと高揚し、見学している我々も大変楽しく時間を忘れそうであった。
　
　　 ☆ヘルスリズムスの特徴

・アメリカの神経学者ビットマンとアメリカの音楽療法士が、数々の臨床体験をとうして開発した
　「複合的グループドラミング」で、心身の「健康維持・増進」をめざした誰もが楽しめるアクティビティプログラムです　音楽経験に関係なく誰でも簡単に出来る太鼓を使うことで、達成感が得られ、自己表現が出来、リズムが一体とな　った時「心地よい」気持ちを引き出します。
・楽しみながらストレスを低減し、心地よい感情が自然免疫力を高めます。
・自然な表現力を促すことで、感情を解放し、仲間と自分の絆を感じ、積極的な生き方を促すことが出来る、
　参加型・能動的なプログラムです。
・自然とファシリテータの動きや言葉に集中することで集中力・記憶力を刺激します。
・音楽経験に全く関係なく、少人数から２０～３０人ほどで楽しく出来る効率的なプログラムです。

　　☆臨床結果

・アメリカで、ヘルスリズムスの実施後に行ったPOSM（気分状態の測定）の結果では、参加者のネガティブな気分が　低下し、活力・積極性が上昇した。
・アメリカの臨床結果では、ドラミングを行ったグループで、がん細胞を駆逐すると言われている免疫細胞であるナチ　ュラル・キラー細胞の活動が、安静にしていたグループに比べて大きく上昇した。

　　☆ディサービス柴崎の評価

・閉じこもりによる身体的機能の低下が、太鼓を叩くことにより動作性の改善がされ、日常的な活性化がされた。
・閉じこもりによる精神機能面においてのやる気の無さや思考障害、寂しさや情けなさといった抑うつ気分が生きる　　意欲を失われ、自殺願望があった方が太鼓を打つことにより、ストレスを発散させ心の活性化を図ることにより、自　信喪失を解消した。
・本人の希望で、ヘルスリズムスを行うが、医師からも認知症やうつ症状の効果が出てきたので、ヘルスリズムスを　継続　して行うよう指示され通所利用回数も増えてきた。
・通所利用の拒否抵抗が見られなくなり、施設内徘徊も少なくなる。
・落ち着きがみられるようになり食事も全量摂取出来るようになる。
・帰ろうとする行為、玄関へ行くことも無くなる行動変容をもたらした。
・初期認知症であるが音楽に興味があり音楽療法のある施設を希望して利用する。
　などますます必要としており、効果も大きい。

★ 　ミュージックアクティビティのヘルスリズムスに参加する★
デイサービス利用者と山口江美さんの様子


ヘルスリズムスの太鼓を前に談笑	好きなリズムは？川のながれは？	皆さんでヘルスリズムスに集中

リズムに合わせて腕がなる	江口さんの語りかけに耳を傾け	ヘルスリズムス前後の体操

車椅子の方もヘルスリズムスに参加	りんご渡しも中々難しいです	デイケアでの作品

連絡先　04-7181-3100
NPO法人我孫子ミュージックアクティビティ協会

NPO法人我孫子ミュージックアクティビティ協会では
「ヘルスリズムス」として
次のような活動を実施しています
・子育て支援事業・世代間交流事業
・生涯学習など・体験イベント・介護予防アクティビティ

誰にでも簡単に出来る太鼓（世界の民族太鼓）を
使うことで、音楽経験に関係なく達成感が得られ、
自己表現が出来、リズムと一体となった
「心地よい」気持ちを引き出します。
また、サウンドフープ（音のでる不思議なフープ）を
用いた体操も楽しみ。　

医療法人社団　創造会・デイサービス柴崎
山口　江美　　　　　　　　　　